サントリー完全V

更新が遅れましたが、ラグビートップリーグプレーオフファイナル、
サントリーが東芝に19対3で勝利し、トップリーグ連覇を果たした試合の模様をば。

快晴の秩父宮ラグビー場。
座席がほぼ埋まり、決勝戦にふさわしい舞台に。








前半は予想通り、自慢のフォワードを擁する東芝が激しいコンタクトで攻撃する場面が目立つ展開。
しかし、サントリーゴール前に攻め込みながらも、スクラムで痛恨のアーリーエンゲージの反則。勝負にタラレバは無いが、ここでトライを獲り切れていれば展開は違っていたはず。

サントリーは、トップリーグMVPのジョージスミスを中心にボールをキープして攻め続け、
今季大きく成長したWTB村田の2トライでリードして前半を終えた。

後半、サントリーは反則による一時退場により20分間一人少ない状況に陥るも、鍛え抜かれたフィットネスが活き、窮地を脱する。

そして後半35分。
満を持して投入された日本代表SH日和佐とサモア代表SOピシ。
高速でボールを回し、テンポアップする強烈なハーフ団。

東芝が攻めこみサントリー陣22mライン付近まで行ったところで、サントリーがジャッカル。
すかさず2人の出番。




日和佐が東芝守備陣をギリギリまで引きつけてピシにパス。



ピシはまず東芝CTBのニールブリューをステップを見事にかわす。外に行くと見せかけ、内に切れ込む。


追いすがる東芝CTB吉田良平







決死のタックル！！！



も、フレッシュレッグ（交代直後で疲れていない状態）のピシは倒されず。


80メートル以上を走り切ってゲームを決めるトライ。

残り5分という疲れ切った状況で、彼らを温存できたサントリーの選手層の厚さはスゴイ。
チームの優勝に大きく貢献したピシは、プレーオフトーナメントのMVPに選出されました。




サントリーはトップリーグ初の全勝優勝。

サントリー真壁伸弥キャプテン
「本当に、東芝さんのスタイルとサントリーのスタイルがぶつかり合う試合でした。自分たちのやってきたラグビーを信じてぶつかった結果だと思います。東芝さんを心から尊敬します」

サントリー大久保直弥監督
「今日は本当にありがとうございました。僕も、監督業を忘れて、一人の人間として見とれていました。決勝に相応しい素晴らしいゲームだったと思います。東芝さんの前へ出る力と意志の力はものすごかったです。東芝さんが、サントリーの力を引き出してくれたと、素直に思います。どちらが勝ってもおかしくない試合でした。まだ、我々は発展途上のチームですから、もう一つのタイトルも獲りたいと思います」

本日2月2日から日本選手権が開幕。大学・クラブチームを交えた10チームが、日本一を賭け対決。
サントリーは日本選手権を連覇しており、目指すは3連覇！

http://www.top-league.jp/index.html

コメント 1

週末、静岡に帰省していましたがぁ・・・
（日本選手権で）「サントリーを倒すのは、ヤマハだ！」
NHK静岡も含め、地方局のスポーツ・コーナーがぁ・・・
言ってました。（私じゃないですよ！）たのしみ！
by hanamura (2013-02-03 12:56)